地元の広報誌にて、10名程の小学生が
将来の夢を語るコーナーがあり、毎回
様々な職業を画用紙いっぱいの元気な
文字で発表してくれています。
整備士、獣医師、薬剤師・・・。
ここで、ふと疑問に感じました。
士と師の使い分けってどうなってるん
だろう・・・?
教育出版さんの言葉のてびきによると、
「士」は成年の男子、役人の意味
転じて、学問や教養のある人、さむら
いをいい、称号や職業名(騎士、武士等)
につけたそうです。
この用い方に由来して、国家試験等に
より取得できる、税理士、社会保険労
務士等の資格の名称にも用いられるよ
うになったとのこと。
「師」は多くの人々、いくさの意味
転じて、教え導くものをいうようにな
り、技術者や専門家(技師、教師等)を
示すそうです。
このような用い方に由来し、一定の職
業に就く資格の名称(医師、薬剤師等)
に用いられています。
ちなみに、同じ読みの「司」はというと、
字訓の“つかさどる”=役所や公の仕
事を取扱う人を意味し、宮司、祭司等
の言葉が生まれたそうです。
この用い方の延長として、児童福祉司、
保護司等の公務員4職種に使用されて
いるとのこと。
〇〇福祉士とはまた別なのですね・・・。
読み方は同じですが、それぞれ違う意
味や由来があり、日本語の難しさと面
白さを改めて感じました。
迷った時は、言葉の意味を考えてみる
ことにします。
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