春分の日の由来はご存じでしょうか?
日本の宮中祭祀のひとつである「春季
皇霊祭(しゅんきこうれいさい)」が
由来とされています。
春季皇霊祭は平安時代に始まったとさ
れ、当日は、天皇をはじめとする皇族
や神職が参加し、儀式が行われます。
また昔は、一般の人々も神社や家の神
棚でお祭りを行い、先祖を敬い、感謝
する風習があったようです。
こうした習わしから、春分の日を宮中
祭祀の重要な日と位置づけるようにな
ったとされています。
なぜ、
春分の日は祝日なのでしょうか?
夏至や冬至は祝日ではないのに、「春
分の日」と「秋分の日」はなぜ祝日な
のでしょうか。
それは、日本の歴史が大きく関係して
います。
日本では昔から、春分の日や秋分の日
に「宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)」
が執り行われてきました。
宮中祭祀とは、天皇皇后両陛下が国民
の幸せを祈って行われるのことを言い
ます。
春分には前述の「春季皇霊祭」、秋分
には「秋季皇霊祭」が行われてきた時
代的背景から、夏至や冬至と異なり、
国民の祝日として制定されたと言われ
ています。
何気ない祝日、由来を探ってみると奥
が深いですね。
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